「パルワールド」開発元ポケットペアが声明 任天堂と株式会社ポケモンからの提訴受け”インディーゲーム開発者が萎縮”と暗に批判か
株式会社ポケットペアは9月19日、任天堂と株式会社ポケモンからの提訴を受け声明を発表。同社が開発・販売するゲーム「パルワールド（Palworld）」の運営および提供を中断・変更する予定はないことを明らかにしました。
任天堂と株式会社ポケモンは9月19日、株式会社ポケットペアのゲーム「パルワールド（Palworld）」が複数の特許権を侵害しているとして、9月18日に特許権の侵害訴訟を東京地方裁判所に提起したと発表していました。
今回、ポケットペアはこの提訴を受け声明を公開。現時点において訴状を受領しておらず、先方の主張や侵害したとする特許権の内容等について確認できていないとして、パルワールドの運営及び提供を中断・変更する予定はないと発表。訴状を受領次第、必要な対応を行っていくとしています。
さらにポケットペアは、「当社は東京を拠点とする小規模なインディーゲーム開発会社です」「今回の訴訟により、ゲーム開発以外の問題に多くの時間を割かざるを得ない可能性がある状況は非常に残念ですが、ファンの皆様のため、そしてインディーゲーム開発者が自由な発想を妨げられ萎縮することがないよう、最善を尽くしてまいります」と主張。今回の訴訟がインディーゲーム開発者全体へ影響するおそれがあるような表現で、任天堂および株式会社ポケモンを暗に批判するかような記述も見受けられます。
今回のポケットペアの姿勢を受け、任天堂と株式会社ポケモンが今後どのような対応を行うかも注目されます。