任天堂と株式会社ポケモンが「パルワールド」開発元ポケットペアを特許権侵害で提訴
任天堂と株式会社ポケモンは9月19日、株式会社ポケットペアのゲーム「パルワールド(Palworld)」が複数の特許権を侵害しているとして、9月18日に特許権の侵害訴訟を東京地方裁判所に提起したと発表しました。
この訴訟は、被告(ポケットペア)が開発・販売するゲーム「パルワールド」が複数の特許権を侵害しているとして、侵害行為の差止及び損害賠償を求めるものとなっています。
なお、株式会社ポケモンは、1月25日に「他社ゲームに関するお問い合わせについて」を公開しており、「2024年1月に発売された他社ゲームに関して、ポケモンに類似しているというご意見と、弊社が許諾したものかどうかを確認するお問い合わせを多数いただいております。弊社は同ゲームに対して、ポケモンのいかなる利用も許諾しておりません」「なお、ポケモンに関する知的財産権の侵害行為に対しては、調査を行った上で、適切な対応を取っていく所存です」との声明を発表しています。
さらに、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、同社グループ会社の株式会社アニプレックス、株式会社ポケットペアの3社は7月10日、ジョイントベンチャー「株式会社パルワールドエンタテインメント」の設立で合意したと発表。の国内外における各種ライセンス事業を集約、全世界における多角的な展開を加速させ、IPをより拡大していくとしています。
今回の訴訟について、任天堂は、「長年の努力により築き上げてきた当社の大切な知的財産を保護するために、当社のブランドを含む知的財産の侵害行為に対しては、今後も継続して必要な措置を講じていく所存」であるとしています。