カバーが誹謗中傷等の対策活動報告を公開 2024年にホロライブプロダクション所属タレントへの権利侵害252件に対応
カバー株式会社は1月9日、同社及び同社運営のVTuber事務所「ホロライブプロダクション」所属タレントに対する誹謗中傷行為その他権利侵害行為への対策活動報告を公開。2024年1~12月において、252件の権利侵害に対応したと発表しました。
同社はインターネット掲示板、X (旧Twitter) をはじめとするSNSの書き込みのうち、特に悪質な書き込みについては発信者情報開示請求の実施または実施準備をしていること。SNSにおける書き込みのうち、所属タレントのなりすまし行為 (事実と異なる発言内容や情報の拡散を行うものを含む) をはじめ、所属タレントに対する迷惑行為やハラスメントに該当し得ると判断した書き込みについて、発信者情報開示請求や訴訟等の法的対応を実施しているとしています。なお、開示請求の裁判手続が継続しているものや示談交渉中のものもあるため、詳細は伏せさせていただくとしています。
さらに、海外における所属タレントに対する悪質な権利侵害行為については、現地代理人弁護士を通じて、警告を含む法的対応をすることにより、権利侵害行為の排除をしているとしています。
所属タレント個人の私生活上で公開していない情報 (情報の真偽は問わず、虚偽の情報であっても事実として受け取られる可能性のある情報を含む) を掲載するサイトに関しては開示請求を行い、当該サイトの公開を停止させていることに加え、上記に限らず、一部のまとめサイトについては、同社及び所属タレントの名誉又は信用を貶める記事やコメントの削除について、速やかに行えるように連携できるような体制を築いているとしています。
SNS等における書き込みのうち、所属タレント及び同社従業員に対し、その生命・身体を脅かすものについては、所轄警察署に対する速やかな情報提供、相談を実施し、必要に応じた巡回強化や社内の警備強化などを通じて当社所属タレント及び当社従業員の安全確保を図っているとしています。なお、刑事事件化したものについては、対応係属中につき詳細は控えさせていただくとしています。