カバーがUnreal Engineによるバーチャルライブ開発プロジェクト始動
VTuber事務所ホロライブプロダクションや、メタバースプロジェクト「ホロアース」などを運営するカバー株式会社は11月1日、Unreal Engineを活用したバーチャルライブ開発プロジェクトを始動。プロジェクトに関わるエンジニアの採用を開始すると発表しました。
Unreal Engineは、エピックゲームズ (Epic Games) 開発のゲームエンジン。同社は本プロジェクトで、高いグラフィック性能を特徴とするUnreal Engineを活用、リアリティのある照明演出や没入感のあるカットシーンなどの開発、タレントとシンクロするリアルタイムの映像表現に取り組み、これまでを超えるバーチャルライブ体験を目指していくとしています。今後はUnreal Engineの技術発信を継続的に行い、さらなるライブ体験向上にむけて引き続き挑戦していくとしています。
また本日より、本プロジェクトに参画するエンジニアの募集を開始、求人ページを公開。Unreal Engineのエンジニア以外に、グラフィックエンジニアやモーションキャプチャエンジニアの募集も実施されます。
なお、今回の同社発表では明示されていませんが、本プロジェクトの成果はホロライブプロダクション所属VTuberタレントのライブイベントや、ホロアースなどへ活用されることも予想されます。
バーチャルライブ開発プロジェクト
リアルライブの照明や空気感をシミュレーションした空間演出、レイトレーシングによる精密な光のビジュアル表現、ライブに欠かせない生の観客の存在感及びスケールを体現する群衆システムなど、新時代のライブ表現を目指します。
自社スタジオにはVICONのフラッグシップモデルであるVK26を採用し、複数人の10フィンガートラッキングに対応可能となり、且つ大道具や小道具を保管する倉庫も備えているため、様々なシチュエーションへの対応が可能です。