カバーが第8期定期株主総会を開催 VTuber市場投資へ引き続き注力
カバー株式会社は6月27日、第8期定期株主総会を開催しました。
同社の谷郷元昭社長は株主還元(自社株買いなど)の考えについて、まず今後も順調な成長が見込まれる成長市場とするVTuber市場投資への注力を優先する考えを明らかに。株主優待にホロライブプロダクショングッズやライブチケットなどを用意して一般のファンと区別する考えはないとしています。
また、今秋設立予定の北米拠点「COVER USA」はBtoBを行う会社で、日本の本社と同規模まで業績が伸びる可能性があるとしています。
株主からは、他社の事例と同じ轍を踏まないための海外展開の取り組み(ANYCOLOR株式会社運営の英語圏VTuberグループ「NIJISANJI EN」の問題を踏まえた内容か)、個人情報漏洩(株式会社Brave group子会社株式会社バーチャルエンターテイメント運営のVTuberグループ「ぶいすぽっ!」などのオーディション応募者情報流出を踏まえた内容か)についての当日質問も出されました。
ほか、外部攻撃への取り組みや情報漏洩対策、新スタジオの稼働状況、イベント開催、海外展開、IR、タレントサポート、ホロアース、ホロプラス、holo Indie、採用・人材育成に関する事前質問。谷郷社長の健康状況、生成AI、設備投資、UGCグッズ販売検討の可能性、中国展開、大規模事変対応、VTuberへの偏見解消の取り組み、コンプライアンス・タレント教育実施状況、サイバー攻撃リスク対応、いわゆるまとめサイトへの対策、女性従業員登用、海外での誹謗中傷対策、従業員賃金、イベント・ライブ会場規模、優秀な社員獲得、AIの活用法、ホロアースでの株主総会開催の可能性、一瞬でIP(タレント)を失うリスクなどについての当日質問が出されました。
カバー株式会社