カバー谷郷元昭社長がマレーシアで語った内容 「初音ミクの影響」「ホロスターズインドネシア」「白上フブキCEO」など

カバー株式会社のVTuber事務所ホロライブプロダクションの切り抜き動画などを手掛ける「寝込み栗」さんは9月15日、同社の谷郷元昭(愛称 YAGOO)社長がマレーシア・クアラルンプールで9月13~15日開催のゲームコンベンション「LEVEL UP PLAY」のステージで語った内容の書き起こしを公開しました。

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LEVEL UP PLAYは、複合コンテンツイベント「マレーシア・デジタル・コンテンツ・フェスティバル(MYDCF)」のB2C(Business to Consumer)イベントとして開催されるもので、ゲームやアニメ、コンサートなどが出展されています。

本コンベンションには谷郷元昭社長に加え、ホロライブプロダクションのインドネシアグループ「ホロライブインドネシア」所属のアユンダ・リス(Ayunda Risu)さん、クレイジー・オリー(Kureiji Ollie)さんパヴォリア・レイネ(Pavolia Reine)さん、こぼ・かなえる(Kobo Kanaeru)さんも出演。今回、寝込み栗さんは、クレイジー・オリーさんとこぼ・かなえるさんが谷郷社長にインタビューするステージの内容書き起こしを公開しています。

まず、こぼ・かなえるさんとクレイジー・オリーさん(以下 koboOllie)はYAGOOにカバー株式会社を作るきっかけを尋ねました。YAGOOは初音ミクを見て、ライブストリーマーのための同じようなオンラインスペースを作りたいと思ったことを話しました。それで、技術職から転身し、VTuberを目指すことになりました。

過去にホロライブをあきらめたり、苦労したことはないかと聞かれ、YAGOOはそう思ったことはなく、常にホロライブに希望を持っていたと答えました。

どうやら、ホロライブにおけるYAGOOの最大の、そして核となる思い出は「(hololive 1st fes.)ノンストップ・ストーリー」だったようです。

こぼ・かなえるは次に「ホロスターズインドネシア」をやるかと尋ねました。YAGOOは、当面は既存のタレントに集中したいと答えました。また、別の質問では、もっとできることがあればよいと思うし、自分には改善の余地があると感じている(あるいは、それに似たようなこと)とも答えました。

KoboOllieは次に、「なぜマーチャンダイズモデル(自身がモデルになってグッズ紹介)を始めたのですか?」と質問しました。 彼は、Twitter(X)のフォロワーが増えたので、それを増やすにはモデルをやるのがいいと思いました。続けていきたいかと聞かれました。マレーシア人の通訳は「年齢(健康状態)を見てから」と言いましたが、私がその日本語から理解したのは、基本的に「私は歳をとりすぎている」ということだったので、おそらくそれはないでしょう。

彼らは谷郷元昭に、人々に何かアドバイスがあればと尋ねました。 どうやら、彼は学位(デザイン)をキャリアに生かしたわけではなく、実は以前マーケティングのレッスンを受けていたようでした。彼のアドバイスは「自分の得意なことをやりなさい」過去に他の会社が失敗したのは、自分が得意だと思うことをしなかったからです。

KoboOllieは次に、ホロライブのどのタレントをCEOに選ぶかと質問し、(YAGOOは)白上フブキと答えました。 グローバルリーダーには森カリオペ(Miri Calliope)を選び、KoboOllieが懇願したものの…ID(インドネシア)にはカエラ・コヴァルスキア(Kaela Kovalskia)を選ぶと答えました。

最後に、彼はあまりゲーマーではなく、多忙な日々を送っていますが、格闘ゲームが流行っていた時代の出身なので、「Idol Showdown」には強い関心があると語りました。好きなholo Indie(のタイトル)は何かと訊かれ、ぜひやってみたいと答えました。

今回の谷郷社長のコメントは、これまでの同社およびホロライブプロダクションの歩みと、今後の方向性を少なからずうかがわせるものとなっています。