閉鎖したVTuber事務所「NEXAS」運営会社CEOが事後報告を発表
1月31日に閉鎖したVTuber事務所「NEXAS」の運営会社forCreators Pte. Ltd.のCEOである「Harry」氏が、本事務所の運営理由を説明した事後報告を発表しました。
NEXASは、2024年2月22日にforCreators Pte. Ltd.より立ち上げが発表された英語圏のVTuber事務所。次世代のバーチャルタレントを育てる「アカデミア」を標榜し、将来的に100~1000名デビューを構想していましたが、新興配信アプリ「AniLive」上で多数の新人タレントを同時デビューさせる手法が海外を中心に賛否を呼ぶなどして、立ち上げから1年を経たずに閉鎖されることになりました。
今回、Harry氏より明かされた事後報告の主な内容は次の通りです。
- NEXASでの目標は、「現金を稼ぐ」こと、「ビジネスネットワーク」を拡大すること、そして「次のビジネスに移行する」こと。
- 伝統的な事務所は、それを運営する人たちのコストがかかりすぎるため、存続不可能だと主張。
- 彼は事業を拡大するために、タレントと同じタイムゾーンで活動できるスタッフを増やし、コストを増やしたことを嘆く。彼は「今思えば、これに耐えるべきだった」と述べている。
- 自分が参入しようとしている市場の配信文化について、ほとんど調査していなかった。英語圏視聴者の異なる「チップ文化」と反AI感情に不意を突かれた。